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2025年11月3日

【実施レポ】11.1不登校の親の会❝語り愛❞

今回の参加者は運営者、不登校経験者Kさん(大学生)含め7名。
小・中・高校生の保護者の方、お子さまご本人にご参加いただきました。

※許可をいただいて、掲載しています

~Kさんのお話より抜粋~

【自分について】

・二度の不登校を経験

・元々、「集団の中の1人」として見られること、一括りにされることに違和感や嫌悪感を

抱いていたため、例えば学校内で

「もう女子は(掃除・片付けなどの作業が)終わっているのに、男子はまだ終わっていない」と

言われると辛かった

・人の頼みを断れない性格上、何かと頼られることが多かった(今は「断る」ことも徐々にできるようになってきた)

【親や学校との関わり】

・不登校初期は、「校門まで行ってみない?」「修学旅行だけでも参加してみないか」「保健室登校」などの提案があったが、本人にとってはプラスにならず、続かなかった

・「千葉県子どもと親のサポートセンター」へ相談に行くようになり、親も子も良い変化が出て、心にゆとりが出てきた

・小学生の時は、家で親と勉強をし、中学生になってからは自主的に勉強をしていた

【進路】

・不登校の期間、将来への焦りが出始めたことにより、自ら勉強に励むようになっていった

・高校も大学も「ここに決めた」と自分自身で選択をし、迷いはなく後悔もしていない

また、Kさんはご自身のお母さまにもお話を聞いてくださったようで、

Kさんのお母さまが「当時、子どものためにと思ってやっていたことは、実は自分(親)のためにしていたことだったと気づいた」と話していたそうです。

このお話に、参加者の皆さまも「わかる」と大きく頷き、共感されていました。

お子さまと向き合う時間は大切ですが、「自分と向き合う時間」を作ることもとても大切なことです。

早稲スクでの語り愛の時間も、その1つの手立てとして活用していただけたら幸いです。

ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

最後に、

大人は子をきちんと「個」として受け止めて見ること

子が辛さや不安を感じ、困っているときは選択肢を提示し、例え全てにNOという答えを出しても、その意思決定を認め受け止めること

これらは、不登校という状況に限らず、子どもとの関わりや成長支援において、改めてとても大切なことだと思いました。

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